宇都宮LRTの反対派代表、西側延伸認可で「行政訴訟を検討」と発言! 開業2か月も依然立ちはだかる“3つの課題”を考える

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宇都宮LRTは、2023年8月26日開業から2か月を迎えた。しかし現在、三つの課題が立ちふさがっている。

宇都宮LRTの2か月

宇都宮LRT(画像:写真AC)
宇都宮LRT(画像:写真AC)

 宇都宮芳賀ライトレール線(宇都宮LRT)は、2023年8月26日開業から2か月を迎えた。多くのメディアが「国内初の完全新設のLRT(次世代型路面電車)」と大きく報道したこともあり、連日多くの人たちでにぎわいを見せた。

 筆者(大塚良治、経営学者)も開業から1か月を過ぎたある平日の夜、初乗車した。宇都宮駅東口18時50分発の電車は、3両編成に約60人が乗車し、定刻に出発した。宇都宮駅東口に近い途中停留所で若干名の乗車があったほかは下車が続き、終点の芳賀・高根沢工業団地まで乗り通したのは筆者を含めて数人程度であった。渋滞はなく、定刻の19時38分に到着した。

 降雨だったため周辺の視察は断念し、折り返し19時43分発で宇都宮駅東口へ戻る。ホームで列を作っていた約40人が乗車した後も、発車直前まで乗車が続き、約60人を乗せて定刻に出発。宇都宮大学陽東キャンパスで立ち客多数となり、乗車人員は100人ほどに上った。宇都宮駅東口には定刻の20時31分に到着した。

 同線の運営会社である宇都宮ライトレールの広報担当によると、開業から1か月間の利用者数は

・平日:1万2000人から1万3000人
・休日:1万5000人から2万人

のべ約41万人に上った。同社は

「1日乗車券を11月3日に発売を開始する。快速運転も時期は未定だが運行する予定」(広報担当)

と、利用促進策を説明する。「軌道運送高度化実施計画 概要」によると、快速列車の所要時間は、普通列車より6分短い約38分と計画され、速達性が期待できる。

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