襲い掛かるゾンビ! ホラー×「バス」「鉄道」「自動車」イベントが現在注目されているワケ

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近年、ホラー人気が高まっている。もともと人気は根強く、以前から遊園地のお化け屋敷が人気であった。最近はバスや鉄道などのモビリティを活用したコンテンツも増えている。

人気が高まるホラーコンテンツ

あべのハルカスOBAKEBUS(画像:ZAUNTED)
あべのハルカスOBAKEBUS(画像:ZAUNTED)

 近年、ホラー人気が高まっている。もともと人気は根強く、以前から遊園地のお化け屋敷が人気であったが、国内でハロウィーンが普及するにつれてハロウィーンイベントが増えた。そのため、ホラーイベント、ホラーアトラクションの可能性が拡大、ホラーを活用した集客や地域振興の取り組みが各地で増えている。さらに、コロナ禍では自動車や鉄道など、モビリティを活用した新たなホラー体験も出てきている。

 お化け屋敷などのホラーアトラクションは基本的には人が人を楽しませるエンターテインメントである。閉鎖空間であることも多く、恐怖から大声を出す人もいる。そのため、新型コロナウイルスが感染拡大すると、感染予防が難しいレジャーとして実施が困難な状況となった。

 コロナ禍までは新進のホラープロデュース集団が生まれるなどして、新しいホラー体験が次々に提供されている状況だった。しかし、コロナ禍によって全て自粛となり、活気ある状況も沈静化したように思えた。

 遊園地・テーマパークでは独自の感染予防指針を策定したが、お化け屋敷では基本的な感染対策以外にも、人が対面する場合(お化けなど)はできる限り離れる、利用者に大声や歓声を出さないようにうながす、といった難しい条件が提示された。

 当時はこの指針に沿って、入場を1回につき1組に限定、お化けがマスクを着用して営業した。そのなかで感染リスクの低い非接触型に着目して登場したのが、モビリティを活用したホラー体験である。

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