襲い掛かるゾンビ! ホラー×「バス」「鉄道」「自動車」イベントが現在注目されているワケ

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近年、ホラー人気が高まっている。もともと人気は根強く、以前から遊園地のお化け屋敷が人気であった。最近はバスや鉄道などのモビリティを活用したコンテンツも増えている。

モビリティを活用することのメリット

「恐怖!ゾンビ電車」のウェブサイト(画像:熊本電気鉄道)
「恐怖!ゾンビ電車」のウェブサイト(画像:熊本電気鉄道)

 コロナ禍の2022年2月には、熊本電気鉄道(熊本市)でも熊本で初のホラートレインとなる「恐怖!ゾンビ電車」を運行した。

 コロナで落ち込みがちな熊本を盛り上げようとして企画されたもので、お化け屋敷と化した車内の中で、ゾンビをかわしながらお守り骸骨を手に入れるミッションをクリアする。車内の所要時間は約30分。参加は招待制で、ウェブのフォームから熊本電鉄の思い出エピソードを添えて応募する。無料で100名が招待された。定員に対してかなりの応募があり、興味を持つ人が多かったことがうかがわれる。

 また、お化け屋敷のスペシャリスト・マイケルティー・ヤマグチ氏がプロデュースした世界初の大型バス式お化け屋敷「オバケバス by ZAUNTED」は、観光バスをホラー仕様に改造したもの。外見は廃バスを連想するようなインパクトで、通常は広告用にサイネージを装着して走らせ、外側を鑑賞するだけのものだった。

 2021年3月下旬~4月上旬にNEXCO中日本とコラボをした際には、実際にバスに搭乗することができ、いわくつきの廃バス内の座席にシートベルトで拘束され、座ったままの状態でさまざまな恐怖現象を体験する「ホラーアトラクションモード」を披露した。怖がりの人のために音や雰囲気だけを楽しめる「ビビリシート」も用意された。

 このように、コロナ禍をきっかけにさまざまなモビリティでのホラー体験が拡大している。当初は感染予防をしながら実施するための策だったが、他には逃げられない狭くて閉鎖的な空間がより恐怖を盛り上げる効果も期待される。

 特に鉄道車内といったシチュエーションはさまざまな参加者がその場に居合わせる必然性があり、ホラーのストーリー展開にも付加価値となるだろう。鉄道車内ではすでにイマーシブなイベントも開催されており、ホラーイベントには親和性が高いと思われる。

 モビリティを活用することのメリットもある。従来のお化け屋敷のように固定した場所を必要とせず、自動車やバスならば

「駐車できるスペースさえあればいろいろな場所で開催すること」

ができる。さらに一から環境を作り込むお化け屋敷よりも、既存の車内をベースに空間演出できるため開発費も節約できるだろう。鉄道やバスなどの交通機関を活用することで沿線地域への誘客促進の効果も期待できる。

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