鉄道vs飛行機 北陸新幹線「敦賀延伸」で富山・小松空港の未来どうなる? 空の路線維持へ秘策はあるのか
JR東日本とJR西日本は2024年3月16日、北陸新幹線を金沢~敦賀間で延伸開業する。同新幹線の延伸は2015年3月の金沢延伸以来となる。
敦賀延伸の影響

JR東日本とJR西日本は2024年3月16日、北陸新幹線を金沢~敦賀間で延伸開業する。同新幹線の延伸は2015年3月の金沢延伸以来となる。
2015年度は新幹線延伸の影響もあり、空の便の羽田~富山線の旅客数は対前年比で41%と大きく減少した経緯がある。新幹線の敦賀延伸は
・富山空港
・小松空港
の利用者減にさらに拍車をかけると見られ、航空市場は運行頻度の高い新幹線から顧客を引き戻す対策が急務となりそうだ。
新幹線と航空の競合は、1964(昭和39)年10月の東海道新幹線の開業から始まり、新幹線の延伸とともに各地へ広がっていった。
羽田発着便の旅客数は、新潟・仙台・花巻線は1982年6月の東北新幹線、同年11月の上越新幹線の開業以降、旅客数が減少し、新潟線は1983年9月に、仙台線は1985年5月に、花巻線は同年7月に廃止となった。