鉄道vs飛行機 北陸新幹線「敦賀延伸」で富山・小松空港の未来どうなる? 空の路線維持へ秘策はあるのか

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JR東日本とJR西日本は2024年3月16日、北陸新幹線を金沢~敦賀間で延伸開業する。同新幹線の延伸は2015年3月の金沢延伸以来となる。

若者世代への対応強化

Japanese Beauty Hokuriku キャンペーン、秋のキャンペーンポスターイメージ(画像:JR東日本、JR東海、JR西日本)
Japanese Beauty Hokuriku キャンペーン、秋のキャンペーンポスターイメージ(画像:JR東日本、JR東海、JR西日本)

 富山・石川・福井の北陸三県と北陸経済連合会、JRグループは10月から12月にかけて、共同で「北陸デスティネーションキャンペーン(北陸DC)」を展開する。

「美観」「美食」「美技」「美湯」「美心」をテーマに、新幹線延伸により実現可能となる北陸三県の広域周遊でめぐる三県共通のテーマ旅など、新しい旅のスタイルを提案する。

 石川県空港企画課は、小松空港の北陸新幹線敦賀延伸への対応策・取り組み方針として

「若者世代の利用を促すとともに、リピーター対策の強化によるビジネス客等の航空利用者の囲い込みを図り、福井県民への空港の利便性の周知、羽田乗り継ぎの周知強化、利用促進による新規利用者の獲得を目指したい」

とする。

 20代以下の世代は首都圏へ旅行する頻度が他世代より多いが、飛行機利用が少ないこと、さらに小松~羽田便のリピーターは全体の半数以上を占めており、新幹線延伸前の囲い込みの強化を進める必要性を強調している。

 新幹線延伸後は、南加賀・福井嶺北のビジネス目的客の減少が見込まれることから、ビジネス利用の維持対策が急務だ。同課は、羽田便の利用者全体の2割を占める乗り継ぎ利用について、

「新幹線と競合しない航空優位性の高い地域への集中的な周知を図っていくことが効果的と考える」

と話し、リピーター対策の強化や若者世代への対応、羽田乗り継ぎ利用の促進などを行っている。

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