鉄道vs飛行機 北陸新幹線「敦賀延伸」で富山・小松空港の未来どうなる? 空の路線維持へ秘策はあるのか

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JR東日本とJR西日本は2024年3月16日、北陸新幹線を金沢~敦賀間で延伸開業する。同新幹線の延伸は2015年3月の金沢延伸以来となる。

富山県、運航支援を推進

富山空港(画像:写真AC)
富山空港(画像:写真AC)

 北陸の玄関口として大きな役割を持つ富山空港は、新幹線延伸によりひとつの転換期を迎える。利用者の減少が避けられない富山空港では、非航空利用者増加の取り組みも含めた多面的な利用者増加への取り組みが不可欠であり、周辺施設との連携を含めた具体的な方策を模索する。

 富山空港の将来像・役割について県は、

・県民の移動需要やビジネス需要に応える利便性・快適性に優れた空港であること
・インバウンドの観光需要に応えるための受け入れ環境の充実
・県民に親しまれる空港としての地域一体となった拠点性のある空港であること

を挙げる。

 また、空港の活性化方策を推進する上では民間のノウハウを活用することが効果的であるとし、近隣の公的な集客施設との連携について

「一体運営は既存運営体制との調整やリスク顕在化時の連坦性回避の観点から容易ではなく、周辺施設との相互協力による利用促進を重ねることが効果的」

と見ている。

 富山県は「とやま新幹線延伸戦略」の策定にあたり、

・県民の知恵とパワーを結集
・富山県の「良さ」「強み」を最大限活かす
・県全体のバランスがとれた発展を目指す
・連携と協働による相乗効果で元気を創造
・総合計画や他の計画等との整合性を確保

の5点を挙げる。

 富山空港のネットワークの充実や利用促進に向けては、

「羽田便をはじめとした既存定期便の路線の充実を柱に、関西、九州、沖縄など西日本方面や東南アジア方面などへの新規路線開設に向けたチャーター便の運航支援を進めたい」

とし、あわせて空港へのアクセス向上施策やイベント開催などにより空港の利用促進を進めていく考えだ。

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