鉄道vs飛行機 北陸新幹線「敦賀延伸」で富山・小松空港の未来どうなる? 空の路線維持へ秘策はあるのか

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JR東日本とJR西日本は2024年3月16日、北陸新幹線を金沢~敦賀間で延伸開業する。同新幹線の延伸は2015年3月の金沢延伸以来となる。

首都圏アクセス時間を比較

敦賀駅の位置(画像:OpenStreetMap)
敦賀駅の位置(画像:OpenStreetMap)

 そのほかの路線でも、廃止には至らなかったものの、山形線では旅客が9割減となった。富山線と小松線は新幹線の延伸前から北越急行線と競合し、同線が時速160km運転を始めた2002(平成14)年ころから旅客数は減少していたが、新幹線延伸後の2015年度には小松線が対前年度比で一気に37%、富山線は41%減となった。

 富山きときと空港運営あり方検討会議は、

「空港利用に際して多様な選択肢のある空港(就航時間帯、路線数の多さ等)であることが最大の利用促進につながる」

として、県民の空港利用のハードルを下げ、来港のきっかけをつくることで需要の増加を狙っている。

 飛行機と新幹線の首都圏への所要時間を比較すると、目的地を東京駅とした場合、新幹線駅の所在市町村では新幹線が有利。新幹線の所在市町村以外では、大半の地域で所要時間はおおむね拮抗(きっこう)している。

 目的地を新宿駅とすると、新幹線による移動の場合は東京駅から新宿駅までの移動時間が発生するため、東京駅に比べ、飛行機の方が所要時間は短くなる地域が多い。さらに、目的地を品川駅、川崎駅、横浜駅として最短所要時間を比較すると、富山県全体において飛行機利用が有利となる。

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