京都につながる街道「京の七口」 あなたはいくつ知ってる?
京都につながる街道を意味する「京の七口」。現地を歩いてみるとわずかではあるが往時の面影を感じられる。
御土居の出入り口と街道の関係とは

京の街を御土居で囲ったからには、もちろん人や物の出入り口が必要となる。城郭や土塁の出入り口を虎口(こぐち)あるいは小口といい、当然御土居にも虎口が設けられた。
京都市のウェブサイトにて「京の七口」とされている出入り口について、一番北にある長坂口から時計回りに御土居の位置と街道の関係をみてみよう。
長坂口:北区鷹峯旧土居町 長坂道
鞍馬口:出雲路橋西側 鞍馬街道
大原口:寺町今出川 若狭街道(鯖街道)、白川越(山中越、志賀越)
粟田口:河原町三条 東海道
伏見口:五条大橋西側 伏見街道
鳥羽口:九条旧千本(羅生門址付近) 鳥羽街道(京街道、大阪街道)、西国街道
丹波口:七条旧千本 山陰道(丹波街道)
このほかにも、白川越につながっている荒神口や、竹田街道の出入り口の竹田口などがある。
現在七口のあったところ付近を散策しても、御土居や街道の出入り口っぽいものを見つけることはできないが、道標が残っているところもある。
寺町今出川の東には、大原口道標(おおはらぐちどうひょう)が残っている。この道標は、1868(慶応4)年に地元の人たちによって建てられたとのことである。道標には、方角のほか22か所の地名が距離とともに刻まれている。
景色こそ様変わりしているものの、道標が歴史を伝えつづけている。