テスラが「航続可能距離」を水増し? ロイターが7月下旬報道、公式見解ナシで結局何だったのか
2023年7月27日、ロイターは衝撃的なリポートを発表した。それはテスラが自社の製品である電気自動車(EV)に対して行っていた不正行為疑惑についてだ。
韓国から罰金を科せられた過去

しかしこの問題がきっかけで、さらなる疑惑が一部のユーザーから提示されることとなる。そもそもテスラの走行可能距離はカタログデータよりも大幅に劣っているのではないか。という新たなクレームである。
このことについて、テスラは実際に2023年には韓国の独占禁止法規制当局から220万ドルの罰金を科せられた。理由は、
「公称の走行可能距離に対して実際の走行可能距離は50.5%少なかった」
という事実である。ただしこの処罰理由について、車両の計測条件などの詳細は不明である。
また米国におけるEVの走行可能距離を調査している環境保護局(EPA)からも、テスラの航続可能距離は楽観的に過ぎるとして、全てのモデルで平均3%の短縮を要求されているといわれている。
こうした問題指摘に対して、米国の民間EVバッテリー調査会社であるリカレントは独自の調査を実施した。その結果、販売されている全てのEVにおいて、
「推定走行可能距離と実際に走行可能な距離には差があった」
という。そのなかでもテスラは誤差が多い方だったとも。テスラのカタログデータが楽観的に過ぎるというのは事実だったということである。