まるで高級ホテル? 「SA」「PA」のトイレが近年やたらとゴージャスになっているワケ

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日本道路公団が民営化され、NEXCO中日本(愛知県名古屋市)が発足した。民営化によって、顧客サービスの見直し機運が高まった。その最重要項目のひとつが「トイレの美化・充実」だった。

驚きの豪華トイレも存在

2022年4月にリニューアルした刈谷ハイウェイオアシスの「デラックストイレ」エントランス(画像:刈谷ハイウェイオアシス)
2022年4月にリニューアルした刈谷ハイウェイオアシスの「デラックストイレ」エントランス(画像:刈谷ハイウェイオアシス)

 トイレの設備やサービスの拡充は、高速道路会社や多くの地域に広がっている。そのなかでも特に注目を集めているトイレがある。愛知県刈谷市にある「刈谷ハイウェイオアシス」のトイレだ。

 もともと、2004(平成16)年のオープン当初は“デラックストイレ”と名付けられ、床には赤い高級カーペットが敷かれ、トイレの中央スペースには高級ホテルのラウンジを思わせるソファが置かれていた。トイレは2022年4月にリニューアルオープンする。デザインの刷新に加え、より使いやすく、機能面でもパワーアップしたトイレとなった。

 古代ローマをほうふつとさせるエレガントな空間には、男女別の個室が48室あり、部屋ごとに壁紙のデザインや個室の広さが異なる。VIPルームも5室あり、トイレを使う楽しみがさらに広がる。

 また、時代の変化や利用者の声に応え、男性もオムツ替えスペースを利用できるなど、トイレのデザインも工夫されている。総工費4億円をかけてリニューアルされたこのトイレには、オープン初日から100人以上の試用希望者が列を作ったという。

 ちなみに、刈谷ハイウェイオアシスのトイレに限らず、トイレを観光スポット化する動きが活発化している。新東名高速道路の「NEOPASA清水」に設置されたトイレは近未来的なデザインで、ピカピカに磨き上げられた床は鏡や照明を反射するほど。利用者の多くは、思わずため息をついてしまうという。NEOPASA清水のトイレは2015年に「日本トイレ大賞」で国土交通大臣賞を受賞している。

 このように、各地でトイレは観光名所となるほどの注目を集めている。

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