トラック運転手の最大の敵? いまだに残る因習「バラ積み」を撲滅させる、決定的な方法とは

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最近、物流効率化を報じるインターネットニュースが増えているが、そのコメント欄でよく見かけるのが、「いくら効率化をうたっても“バラ積み”が変わらないと意味がない」といった意見だ。

「バラ積み」とは何か

バラ積みによる積載状態(画像:写真AC)
バラ積みによる積載状態(画像:写真AC)

 最近、物流効率化を報じるインターネットニュースが増えているが、そのコメント欄でよく見かけるのが、「いくら効率化をうたっても“バラ積み”が変わらないと意味がない」といった意見だ。

 バラ積みとは、荷物をひとつずつ手作業でトラックの床面に乗せていくことだ。労働時間の長さなどと違って、バラ積み貨物の手荷役という肉体労働のキツさは数値化しにくいため、客観的に説明することが難しい。労働時間の長さ以上に問題のある、ドライバーにとって

「最大の不満要素」

だといってもよい。

 働き方改革によってトラックドライバーの時間外労働を減らす動きが進んでいることは大変結構だが、ドライバーの働き方を改善するためには、もうひとつ大きな課題であるバラ積み貨物の手荷役解消の問題にも向き合わなければならない。

 今後の運送業界の大きな課題であるこの問題の根本的な解決策について考えてみたい。

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