高速道路のアクセス向上だけじゃない! 「スマートIC」が地域経済の活性化に大きく貢献できるワケ

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スマートICが増えている。低コストで設置でき、高速道路へのアクセスがしやすくなるといったメリットはもちろん、実は「地域経済の活性化」に大きな役割を果たしている。

スマートICとは何か

ETC搭載車両のみ利用できるスマートIC(画像:写真AC)
ETC搭載車両のみ利用できるスマートIC(画像:写真AC)

 高速道路におけるサービスエリアやパーキングエリアなどで、“ETC(自動料金収受システム)専用”と表示された案内標識をよく見かけるようになった。これはETC搭載車両のみ利用できるスマートインターチェンジ(以下、スマートIC)と呼ばれる高速道路の出入り口である。

 スマートICは高速道路の本線だけではなく、サービスエリアやパーキングエリアなどの場所にも設置されている。

 スマートICについて、国土交通省ウェブサイトでは

「通行可能な車両(料金の支払い方法)を、ETCを搭載した車両に限定しているインターチェンジです。利用車両が限定されているため、簡易な料金所の設置で済み、料金徴収員が不要なため、従来のICに比べて低コストで導入できるなどのメリットがあります」

と説明している。2023年3月現在、スマートICは全国で153か所に設置されている。

 低コストで設置でき、高速道路へのアクセスがしやすくなるといったメリットはもちろん、実は

「地域経済の活性化」

に大きな役割を果たしているのだ。そこで今回は、スマートICの付加価値について考えていこう。

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