インバウンドが増えるほど「リスクも拡大」 新たな観光政策“量より質”路線はうまく機能するのか?
増加し始めたインバウンドのリスクとは。国の新たな「観光立国推進基本計画」を交えて見ていく。
叫ばれるインバウンドの地方分散

ただ、日本の小規模な地方観光地の多くには、世界の観光地に見られるような
・スケールの大きい自然景観
・知名度の高い荘厳な史跡
・大型テーマパーク
・高級ホテル
などは存在しない。
富裕層が高額支出する高付加価値なツアーがどこでも実施できるとは限らない。
その一方で、損得勘定のないサービスから、思わぬ場所にインバウンドが集まり、リピーターとなることもある。地域に根付く豊かな里山や食文化は高額消費を前提にするものではないかもしれない。
インバウンドの地方分散もいわれている。改めて、その場での経済効果だけでは測れない、
「息の長い交流」
としての観光も考えていきたい。