EVシフト「部品点数」激減で、部品メーカーの生き残り合戦が始まった! 愛知のホンダ系企業が選んだ「社員を生かす」道とは
自動車のEV化が進めば、既存の部品メーカーは仕事を失う可能性がある。新たな領域に取り組む企業を紹介する。
AI導入、部品メーカーの挑戦

自動車のEV(電気自動車)シフトが加速している。日産自動車は2023年2月27日、世界の新車販売に占める電気自動車とハイブリッド車の比率を2030年度までに55%にすると発表した。
注目されているのは「CASE」という言葉だ。CASEとはネットワークに常時接続(Connected)、自動運転(Autonomous)、カーシェアリングとサービス(Shared&Sevices)、電動化(Electric)の頭文字をとった造語である。
関心が寄せられる背景にあるのは、4つの技術が相互に連動することで、巨大な市場が生まれる可能性だ。インターネットに常時接続され、自動運転ができるようになると、自動車はソフトウエア化が進み、さらに電動化が進むだろう。
この記事では、変革期にある自動車業界で製造工程に人工知能(AI)を導入し、社会課題の解決を目指す部品メーカーの取り組みを紹介する。