タクシー業界が猛反発も 日本の過疎地域にこそ「ライドシェア」を導入すべき必然的理由
海外で広がりを見せる移動サービス「ライドシェア」だが、日本ではタクシー業界の反発などを背景に解禁されていない。しかし日本でこそ、このサービスは多くのポテンシャルを秘めているかもしれない。
日本で活用の糸口はあるのか
ライドシェアとは、自動車の相乗り需要をマッチングさせるソーシャルサービスだ。
2010(平成22)年にアメリカで開始された「Uber」などを皮切りに普及したサービスで、2015年時点ですでに世界の50か国以上へ進出し、サービス提供が行われている。
別名「ライドソーシング」とも呼ばれている。また、ライドシェアにはタクシーを予約するオンライン配車サービスは含まれない。
ただしこのサービスは、現状の日本ではいわゆる「白タク行為」に当たり、道路運送法違反となってしまう。
Uberは日本でもサービス提供を行っているが、タクシーのみの配車という条件のため問題をクリアしているということだろう。