ローカル路線をあなどるな! ドライブ狂の私が「舞鶴若狭道」に何度も走りに行く理由
高速道路の中には、ただ移動目的だけでなく周囲に広がる景色そのものが魅力となっている路線がいくつかある。中でもお薦めしたいのが、兵庫と福井をつなぐ「舞鶴若狭自動車道」だ。
舞鶴市前後で風景が様変わり

舞鶴若狭道の経由地で最も大きい都市が京都府舞鶴市、京都府北部の中心地であり、舞鶴若狭道も2003年までは舞鶴自動車道という名称だったことからも、舞鶴市の大きさがうかがえる。
舞鶴若狭道は、そんな舞鶴市を境に景色が変わる。
起点から舞鶴市までは一貫して周辺の山々を臨む。トンネルも多めで、まさに山岳地帯である。
舞鶴市にたどり着くと舞鶴の街並が見え始め、少しばかり都市景観が見られるようになる。舞鶴若狭道は同市の南側を通っているので、北側にその中心地が広がる。
舞鶴市を過ぎて再び山岳地帯をしばらく進むと、北側に海が見え始める。若狭湾の美しい絶景がドライバーを出迎え、ハンドルを握るテンションは一段と高まっていく。
南側はすぐ山岳地帯のため、北側は若狭湾・南側は山々というぜいたくな風景を展開しながら路線はは終点の敦賀JCTへ向かっていく。道中近郊の三方五湖の景色は、若狭湾一の絶景スポットだ。
舞鶴若狭道は、短めの路線の中でさまざまな景色の移り変わりが見られる。筆者は何回ドライブしても飽きない。それこそがこの路線を薦めたくなる理由だ。