道内4空港で国内初導入! 就航率が3割改善した新着陸方式「LPV」をご存じか

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航空機の着陸可否を左右する霧。視界不良による就航率低下を改善するため、北海道内の4空港にて運行方式「LPV」の運用がスタートした。果たしてどのようなシステムなのか。

霧などの視界不良時に着陸を支援

北海道の空港に着陸する旅客機のイメ―ジ(画像:写真AC)
北海道の空港に着陸する旅客機のイメ―ジ(画像:写真AC)

 空港周辺が霧(きり)などで視界が悪いときの飛行機の着陸は難しいとされているが、 北海道エアシステム (HAC) は2022年9月8日(木)から、適切な方向・角度で滑走路に進入できる運行方式「LPV」の運用を道内4空港で開始した。

 人工衛星から航空機に送られる位置情報を活用するもので、HACによると国内での導入はこれが初めてという。

 この使用により、視界不良時の就航率はおよそ3割程度改善される見込みで、利用者には大きな朗報といえる。

 活用を始めたのは札幌丘珠、釧路、奥尻、利尻の4空港で、今後、対象空港の拡大を想定して検討中という。

 北海道内といわず多くの空港は、悪天候に備えて滑走路から電波を航空機に送り、着陸を誘導する計器着陸装置(ILS)を備えている。

 だが設置に数十億円もかかるため、便数の少ない離島の奥尻、利尻両空港はまだ導入していない。

 釧路空港はILSを備えているが、滑走路の片側からの進入時しか使えず、丘珠空港にもILSほど精密な着陸誘導装置は設けられていない。