道内4空港で国内初導入! 就航率が3割改善した新着陸方式「LPV」をご存じか

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航空機の着陸可否を左右する霧。視界不良による就航率低下を改善するため、北海道内の4空港にて運行方式「LPV」の運用がスタートした。果たしてどのようなシステムなのか。

突然の欠航、陸路で半日掛かりの移動

奥尻島の奥尻空港(画像:写真AC)
奥尻島の奥尻空港(画像:写真AC)

 このような現状から4空港の視界不良時の就航率は極端に低く、そのたびに利用者たちを困惑させ、それがトラブルのもとになるなど、重要な課題となっていた。

 筆者もこの便で苦い体験を持つ。

 取材で島を訪れて1泊し、翌日、飛行場へ行くと霧が厚く広がっている。札幌からの飛行機が着陸できず引き返したので、今日は欠航だという。

 やむなく船便に切り替え、2時間かかって稚内へ。ここから特急電車で4時間近く。札幌に帰り着いた時は夕方だった……。

 国土交通省は2年ほど前から、欧米で実用化されているLPVを国内に導入すべく、運用方法の検討を続けていたが、HACもこの計画にいち早く加わり、今回、国交省の許可を得て運用を開始したものという。

 LPVは衛星利用測位システム(GPS)などから送られてくる位置情報を活用し、航空機は着陸時に進入方向と降下角度のガイダンスを受けてから、滑走路に進入することになる。

 これまでだと例えば奥尻空港の場合、機長は高度116mの位置にいて着陸できるかどうかを判断しなければならなかったが、LPVを用いると従来より約38m低い高度78mまで下がって判断できるので、着陸の可能性はかなり高くなるという。

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