道内4空港で国内初導入! 就航率が3割改善した新着陸方式「LPV」をご存じか
航空機の着陸可否を左右する霧。視界不良による就航率低下を改善するため、北海道内の4空港にて運行方式「LPV」の運用がスタートした。果たしてどのようなシステムなのか。
利便性と安心安全を利用客へ

HAC担当者は、
「離島や海岸線に近い釧路は霧が発生しやすい地域なので、LPVの導入により就航率はぐんとアップする。利便性が高まれば、利用者も安心して利用できるようになる」
と話している。
利尻空港から丘珠空港に飛んだ利用者の男性に話を聞いたところ、
「よくこの便は利用しているが、 霧が発生して着陸できず、引き返したこともあった。 これからはそんな心配も少なくなるのでありがたい」
と笑顔で語っていた。
利尻・礼文は北海道の「島観光」の名所ラインだけに、LPVの登場は、これを支える大きな存在といえる。
一方、釧路空港もLPVの導入を心待ちにしている。
この空港こそ、霧に悩まされるナンバー1の空港なのだ。