元CAがこっそり教える「LCC」「独立系」活用法 実はJAL・ANAより早く着くこともあった?
国内の航空会社といえばJALとANA。しかし、LCCや「独立系」と呼ばれるエアラインも独自の魅力にあふれている。元CAの筆者がそれらの魅力と活用方法を紹介する。
目的地によっては大手より便利

前述の「LCCは安い分不便では」というテーマとも関連するが、出張や観光の目的地によっては、独立系やLCCが就航している空港の方が利便性が良いことも多々ある。
例えば、東京から北海道の富良野に行くとする。このときAIR DO便を使って羽田空港から旭川空港へ飛べば、旭川空港からはバスで1時間20分で富良野へ到着できる。
北海道で空の便と聞くと大手2社も就航する新千歳空港を思い浮かべる人が多いと思うが、新千歳空港から富良野へ行くには札幌まで行って、さらにバスで2時間半以上掛かってしまう。
ほかにも、大阪といえば国内線は伊丹空港がメジャーだが、空港に着いた後の行き先によっては、LCCのピーチやジェットスターを使って関空に着いた方が、大阪の北方面にある伊丹空港より便利なこともあるだろう。
大阪の難波駅へは、追加500円ちょっとを払って特急ラピート号に乗れば40分ほどで到着するし、和歌山方面へ行くのであればむしろ関空からの方が早い。
新型コロナ渦ではあまりないかもしれないが、地方から海外へ行く際にも、地方空港からLCCを利用して関空や成田に飛び、そこから乗り継いだ方がはるかに時間短縮につながることもあるのだ。