元CAがこっそり教える「LCC」「独立系」活用法 実はJAL・ANAより早く着くこともあった?
国内の航空会社といえばJALとANA。しかし、LCCや「独立系」と呼ばれるエアラインも独自の魅力にあふれている。元CAの筆者がそれらの魅力と活用方法を紹介する。
「独立系」は雰囲気づくりが上手?

独立系航空会社(以下、独立系)とは、大手2社のグループ会社でもなければLCCでもない航空会社のことを指し、AIR DO、ソラシドエア、スカイマーク、スターフライヤーなどが該当する。
独立系は、AIR DOなら北海道、ソラシドエアなら九州といったように、それぞれ地方に本社がある。その土地の雰囲気が機内でも演出され、搭乗時からそれらを楽しめるのが特徴的だ。
例えば乗ったときから北海道のムードを堪能できるAIR DOのフライト。同社は「北海道の翼」として道民から親しまれており、道民割引という限定割引料金も設定されている。
シロクマをモチーフにしたオリジナルキャラクター「ベアドゥ」がさまざまな場所に登場し、和やかな気持ちにさせてくれる。機内サービスも北海道産のタマネギを使ったオニオンスープや、札幌の老舗のコーヒー店のコーヒーなどが楽しめて、到着前から北海道への気持ちが高まる。このようにAIR DOは、ザ・北海道フライトである。
言うまでもなくこれは大手2社やLCCにはない特徴だ。客室乗務員の中には北海道本社に所属している人と東京支社に所属している人の両方がいるらしいが、いずれも北海道のことは熟知しているので、おすすめのお店やツウしか知らない観光スポットを聞いてみるのもいいだろう。
ちなみにANAユーザーなら、ANA経由で、ANAの便名でADO運航便を予約すればマイルが積算される。北海道の旅にどっぷりと漬かりたいならぜひ、AIR DOでのフライトをおすすめしたい。