TXに続く革命を起こせる? 同線沿線に多大な利便性をもたらす「都市軸道路」をご存じか

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TX沿線の発展のカギを握っているのが、同線に並行して建設されている「都市軸道路」だ。その現状と展望とは。

建設中の三郷流山橋

建設中の三郷流山橋。2021年11月撮影(画像:埼玉県道路公社)
建設中の三郷流山橋。2021年11月撮影(画像:埼玉県道路公社)

 県境が寸断されている都市軸道路に、ついに希望の光が見えてきた。それが、埼玉・千葉県境区間において2023年度前半に開通予定の三郷流山橋だ。三郷流山橋の架橋場所は、常磐道・三郷料金所スマートICから流山駅付近、すなわち、流山橋と常磐道・江戸川橋の間であり、渋滞が多発しているふたつの橋の間を補完するような絶好の場所に位置する。

 前項で、都市軸道路の県境区間の整備は急務と書いたが、三郷流山橋の建設については、周辺自治体も同じ認識のようだ。その様子は、三郷流山橋を有料道路化することによって、工期の短縮を図っていることからも伺える。

 当然、有料道路化に対して批判の声もあるだろう。周辺地域住民や周辺道路利用者が長年待ちわびた新たな江戸川架橋がやっと建設されると思ったら、今度は有料化となったのだ。

「他人の弱みにつけ込んで金銭を巻き上げようとしている」

と考える人が出てくるのも無理はない。

 ここで、三郷流山橋の料金設定を見てみよう。橋の前後区間も含めた「三郷流山橋有料道路」の通行料金を一覧にすると、

・普通車:150円
・中型車:200円
・大型車:260円
・特大車:410円
・軽自動車/二輪自動車:100円
・軽車両等:20円

となる。果たして、この料金設定は高いのだろうか。三郷流山橋有料道路の区間に並行している既存の有料道路の、常磐道・三郷料金所スマートIC~流山ICと比べてみよう。

 普通車の料金設定を例に比較すると、三郷流山橋有料道路が150円であることに対し、常磐道の当該区間は230円だ。これ以外にも、特大車を除いた全ての車種区分(軽車両等区分は常磐道を走れないため除外)について、常磐道よりも三郷流山橋有料道路の方が通行料金が安い。

 加えて前述の通り、流山橋の渋滞は、通過するために驚くほど時間がかかる。もちろん個人によって感覚はことなるものの、

「流山橋の渋滞を回避するために、常磐道よりも安い料金で済むなら支払う」

と考えるドライバーは少なくないはずだ。

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