TXに続く革命を起こせる? 同線沿線に多大な利便性をもたらす「都市軸道路」をご存じか

キーワード :
, ,
TX沿線の発展のカギを握っているのが、同線に並行して建設されている「都市軸道路」だ。その現状と展望とは。

県境が未接続? 都市軸道路の現状を見る

千葉県柏市柏の葉の都市軸道路(画像:(C)Google)
千葉県柏市柏の葉の都市軸道路(画像:(C)Google)

 そんな都市軸道路は2022年8月現在、どの程度開通しているのだろうか。

 車線数の観点から見ると、最終的には片側2車線での開通が目標であるところ、現状はその大半を片側1車線区間が占めている。だが、路線延長の観点で見ると、実は計画の半分以上の区間が完成している。

 千葉県においては、流山市の流山駅の付近から、柏市内の一部区間を除いた柏たなか駅付近までが開通済みだ。茨城県では、守谷市にある常磐自動車道(常磐道)の守谷サービスエリアから、つくば市のみどりの駅付近の、終点まで残り約1kmを残した地点まで開通している。埼玉県は、都市軸道路の名を冠して開通している区間は存在していないものの、起点である外環三郷西IC付近から吉川美南駅付近まで、現道である埼玉県道67号を活用する案が出ている。

 ところで、

「県境はどうなってるのか?」

と疑問に思った人もいるだろう。

 実は、現時点で各県境区間は開通していない。つまり、現状は各県内のTX沿線ネットワーク構築のみで完結しているのだ。

 確かに、各県内におけるネットワーク構築も軽視してはいけないが、やはり各県境の整備も積極的に行ってほしいのが、TX沿線居住者と訪問者の意見だろう。特に都市軸道路が通過する各県境は河川であり、越境の際には橋を利用しなければならないが、実は現状、この橋が少なすぎるのだ。

 埼玉・千葉県境の江戸川に架かるTXの江戸川橋梁に最も近い一般道の橋は、TX江戸川橋梁から約1.6km上流にある流山橋だが、名の知れた渋滞の名所だ。

 例えば、南流山駅から三郷駅へ車で向かう場合、この区間約2.5kmを走破するのに30分かかることも珍しくない。流山橋を迂回して県境をまたぐ場合、次に近いのはTX利根川橋梁から約3.7km下流にある上葛飾橋だが、こちらも流山橋ほどではないものの渋滞が頻発している。

全てのコメントを見る