茨城の星? 1998年開業、常磐線「ひたち野うしく駅」の知られざる利便性を知っているか

キーワード :
,
茨城県南部の県南地域に位置する牛久市。そんな同市にある1998年開業「ひたち野うしく駅」の利便性とは?

ひたち野うしく駅の前身は万博中央駅

2004年10月16日以降、常磐線首都圏エリアの快速と普通電車について、品川・上野~取手間は快速に統一。取手以北は従来通りの「普通電車」とした(画像:岸田法眼)
2004年10月16日以降、常磐線首都圏エリアの快速と普通電車について、品川・上野~取手間は快速に統一。取手以北は従来通りの「普通電車」とした(画像:岸田法眼)

 JR東日本常磐線ひたち野うしく駅は1998(平成10)年3月14日に開業し、25年目を迎えた。常磐線起点の日暮里から54.5km地点に所在しており、この距離は東海道本線の東京~辻堂間(54.8km)に相当する。

 かつて、ひたち野うしく駅は、ほぼ同じ地点に万博中央駅が所在していた。当時の国鉄は、つくば研究学園都市で国際科学技術博覧会(科学万博-つくば’85)が1985(昭和60)年3月17日から9月16日まで開催されることを機に、その玄関口として、日暮里から54.6km地点に万博中央駅が建設された。期間限定の臨時駅とはいえ、広大な駅舎、バスターミナルや駐車場が整備されるなど、恒久的に営業してもよいほどだ。

 合わせて国鉄は常磐線の輸送力増強に着手し、日暮里~土浦間は一部の駅を除き、ホームの長さを12両分から15両分に延伸、土浦~神立間に土浦電留線という車両の留置施設を設け、定期列車の増発、臨時列車の留置に備えた。これらは1985年1月17日から開始された。当初、15両編成は普通電車(上野~取手間は実質の快速運転で、取手以北は各駅に停車)に限定されていたが、のちに上野~取手間の快速にも拡大された。

 万博中央駅は国鉄ダイヤ改正日に合わせ、1985年3月14日に開業。国際科学技術博覧会の閉幕と同じ9月16日で営業を終えると、跡形もなく解体された。