東京一極集中を緩和? 知られざる第五の環状道路「核都市広域幹線道路」をご存じか
東京外環自動車道と首都圏中央連絡自動車道の間を縫うように建設が計画されている「核都市広域幹線道路」。この道路の整備の目的と効果とは?
「核都市広域幹線道路」とは何か
首都圏には第五の環状道路「核都市広域幹線道路」がある――。皆さんはこう聞いて、どのように感じるだろうか。
一般的に首都圏における環状道路と言えば、
・首都高速都心環状線
・首都高速中央環状線
・東京外環自動車道(外環道)
・首都圏中央連絡自動車道(圏央道)
の4路線だろう。
また、これらの路線に、それぞれ「C1」「C2」「C3」「C4」(一部区間は「E66」)といった路線番号が割り当てられていることからも、4路線いう認識は根強い。ちなみに番号の「C」とは、英語の「Circle」から取られている。
核都市広域幹線道路を一言で表現すると、
「外環道と圏央道の間を通る」
道路だ。ルートについては、現時点で「この場所を通る」というレベルまで決まっていない区間が大部分を占めているが、通過予定の自治体は横浜市を起点(または終点)とし、
・町田市
・多摩市
・立川市
・所沢市
・さいたま市
・越谷市
・柏市
・千葉市
まで至る。