自動運転は「歩行者の飛び出し」を回避できるのか? 実現に欠かせない車歩道の分離とは
これからの自動運転を実現するために必要な技術とは何か。「人とくるまのテクノロジー展2022」での様子をリポートする。
ITSを支える「V2X」とは

そのITSを支える重要な役割を果たすのが「V2X」だ。
街を監視するカメラやセンサー、道路の速度制限などの情報、車両の情報などが、このV2Xを介してつながっていくことで、やっと人間が視覚情報で得られる情報に近づいてくる。
また、現在の道路には死角も多く存在するが、道路全体として無秩序と言っていいほどゾーニングに関してはめちゃくちゃだ。
歩行者が歩道でない場所を渡る、左側通行を無視した自転車が逆走するなど、ルールを無視した存在がいる世の中では、自動運転であったとしても無事故の実現など到底できない。
交通事故を減らすことを目標のひとつとして研究が進められている自動運転だが、V2Xや車両の機能を最大に生かすためには、歩行者のが通行可能なゾーン、自転車のためのゾーン、バイクのためのゾーン、自動車のためのゾーンなど、明確なゾーニングをすることが解決策のひとつになるかもしれない。
加えて、ルールを守る意識の重要性は言うまでもない。
ルール整備が進むにつれて、ルールを守る人しか守られない環境といった傾向は強まっていくと言えるかもしれない。