トラックドライバーが絶望的に足りない! 給与・待遇で大きな企業間格差、いま採用現場で何が起きているのか?
トラックドライバーをめぐる有効求人倍率は、2020年以降に低下がみられ、人手不足が解消しているかのように見える。しかし、こうした数字には表れないドライバー確保の難しさを現場は抱えている。前編・後編の2回に分けて紹介する。
ドライバーをより多く採用するために必要なこと
小林氏へのインタビューを通じ感じたのは、トラックドライバーの採用において、「これをやれば絶対に成果が上がる!」といった飛び道具は存在しないということだ。
数字として求人倍率は下がっているかもしれないが、肌感覚としての採用難易度は、むしろ増している──これは、小林氏も、そして物流企業の採用支援も行っている筆者も感じていることだ。
後編では、筆者が実施し、多少なりとも効果の出たトラックドライバー採用のための施策を挙げていこう。