SNSでも話題 JR東日本の「時計撤去」に私が疑問を持つワケ

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先日、JR東日本が一部の駅で時計を撤去したことが物議を醸した。これを機に各社の時計を調べてみた。

JR東日本がとるべき行動とは

JR東日本常磐線北千住駅コンコース。時計と行先案内表示器が別々(画像:岸田法眼)
JR東日本常磐線北千住駅コンコース。時計と行先案内表示器が別々(画像:岸田法眼)

 2010年近くになってから携帯電話は時刻が自動補正できるようになり、時刻がほぼ正確に表示できるようになった。当該機種の移行が進むと腕時計を持つ人が減った。とはいえ、電池切れが発生すると現在時刻が分からなくなることから、駅の時計があると安心感がある。

 しかしながら、なんの予告もなく駅の時計を撤去したら、地元の怒りを買い、さらにメディアにも大ごととして取り扱われてしまう。交通ネットワークが充実し、「黙って乗ってくれる首都圏」とは異なり、地方はマイカー、高速バスなどという選択肢がある。将来はJR東海の中央新幹線も加わり、品川~山梨県内間が競合する。

 JR東日本がまずとるべき行動は、駅の時計のあり方や配置を見直すことだろう。その上で、時計とLED式もしくは液晶ディスプレー(LCD)式行先案内表示器が一体化したものに置き換えることを検討すべきだ。

 どうしても時計自体を削減したいのなら、ほぼ正確な時を刻む電波時計に置き換えても問題ないだろう。列車や路線バスでも、電波時計を自前で用意する運転士がいる(筆者が見たのは置き時計で、東急電鉄によると、電波式の腕時計を自前で用意する駅員、乗務員がいるという)。

 JR東日本ホームページで利用客向けのお問い合わせフォームで問い合わせをすると、時間が1か月かかっても必ず回答を送り、

「今後も、みなさまに愛され、親しまれるJR東日本をめざしてまいりますので、引き続きご愛顧賜りますようよろしくお願い申し上げます。 東日本旅客鉄道株式会社」

と結ぶ。

 ただ、この文言と真逆なことを推し進めると、“愛されない、親しまれない企業”になるのではないか。利用客は常に目を光らせていることを忘れてはならない。

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