スズキはなぜ「国内2位」に躍り出たのか? 「400万台構想」で動き出した、日本車“インド時代”の新序列

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スズキがホンダを抜き、国内メーカー2位に躍進する。2027年3月期に世界販売355.4万台を見込む同社の急成長を支えるのは、販売の6割、生産の7割を担う巨大市場インドだ。SUVシフトと「400万台体制」への巨額投資は、吉と出るか。新興国を起点に産業の重心が移動する、構造転換の最前線を追う。

自動車産業の構造転換と重心移動

マルチスズキ・SUVラインナップ(画像:スズキ)
マルチスズキ・SUVラインナップ(画像:スズキ)

 スズキが歩んできた道は、日本メーカーとしての枠を超え、新興国での成長を形にした点で産業界に鮮やかな足跡を残した。メーカー同士が競い合う舞台はすでに世界へと移っており、インドという地でいかに立ち回れるかが、会社の大きさを決める時代になっている。

 これからのスズキは、SUVやEV、そして輸出という三つの柱を組み合わせることで、新興国を始まりの場所とした量産体制を築く姿へと移り変わっていくはずだ。

 その挑戦は、ひとつの会社の話に留まらない。日本の自動車産業がどこへ重みを移そうとしているのか。その中身を映し出す、大きな移り変わりの縮図ともいえるだろう。

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