ホンダの都心「自動運転サービス」は成功するか? 帝都・国際と提携、レベル3~4の間にある壁越えろ
ホンダは4月21日、タクシー大手と提携し、2020年代半ばから自動運転のサービスを始めると発表した。自動運転車両のライドシェア(相乗り)で、バスとタクシーの間の乗り物を想定している。
交通弱者を救済する自動運転車両

最近急増しているシェアサイクルはこのような問題をカバーしているが、まだ十分とはいえない。
自動運転車両のライドシェアは路線バスはもちろんのこと、コミュニティーバスでも赤字になるが、
「交通弱者を救済する」
目的で、維持せざるを得ない過疎地の路線を充実させる効果もある。
さらに、自動運転の実用化に向けて活発になっているのが地図の作製だ。現在、自動運転技術を開発しているメーカー各社では地図の精度を高めることにしのぎを削っている。なぜなら、
「自動運転で用いる高精度地図には、道路標識などのデータのほか、車線の中心線や勾配など多くの情報を格納する。精度が上がれば、安全性向上とともに、滑らかな走行を実現でき、乗り心地も高まる」(『日刊工業新聞』2021年9月16日付)
からだ。
最先端の技術が詰まった自動運転サービス。2030年頃の移動手段は様変わりしそうだ。