「高速道路 = 最速・最短」という考えは時代遅れ? 年間約6万km走る私が中央道で「30分短縮」した実録とは
年末年始の中央道で発生した16km・70分の渋滞。だが、筆者はスマートICで一般道に降りる判断により、所要時間を約30分短縮できた。高速道路に固執しない選択は、渋滞構造と情報の読み方次第で現実的な武器になる。
渋滞の起点という現実

今回、所要時間を短縮できた最大の理由は、中央自動車道の道路構造と渋滞の起き方を理解していた点にある。中央道では小仏トンネル周辺の渋滞がよく知られているが、上り線で車の流れが最も悪くなるのは、実際には上野原ICの手前だ。
中央道は2003(平成15)年3月、上野原ICから大月ジャンクション(JCT)までが片側2車線から3車線に拡幅された。これにより渋滞は軽減されたが、上り線では3車線から2車線に戻る区間が生まれ、新たな混雑地点となった。
私はこれまで中央道を頻繁に利用してきた。その経験から、上野原IC手前の構造と混雑の起点を把握しており、今回は高速道路を一度降りる判断ができた。
高速道路の渋滞情報は、距離と所要時間が中心だ。どの地点に混雑が集中しているのか、道路構造がどう影響しているのかといった情報は十分とはいえない。
そのため、ドライバーには表示情報だけに頼らず、道路の構造や天候なども踏まえて判断する姿勢が求められる。こうした理解があれば、移動時間を抑える選択肢は広がる。