「高速道路 = 最速・最短」という考えは時代遅れ? 年間約6万km走る私が中央道で「30分短縮」した実録とは
年末年始の中央道で発生した16km・70分の渋滞。だが、筆者はスマートICで一般道に降りる判断により、所要時間を約30分短縮できた。高速道路に固執しない選択は、渋滞構造と情報の読み方次第で現実的な武器になる。
一般道う回への根強い不安

一般道へのう回には反対意見もある。多いのは、一般道は信号で止まるため不利だという見方だ。一般道は歩行者や自転車も使う。道路も一本ではなく、交差点が多い。そのため信号が設けられ、赤信号では停止が必要になる。停止と発進が続くと速度は落ちやすい。結果として、高速道路より時間がかかる場面は確かにある。
もうひとつは、一般道に降りる行為そのものが不確実だという意見だ。高速道路を一度離れる判断には勇気が要る。実際、う回距離が想定より長い場合や、一般道の流れが悪い場合もある。その結果、降りずに走り続けた方が早かったと感じることもある。このため、安全を重視して高速道路にとどまる選択が取られやすい。
こうした点を踏まえても、状況を総合して一般道へのう回を選ぶ判断には意味がある。条件から見て一般道の方が明らかに有利なのに、高速道路に固執すると、移動で最も重要な所要時間を軽視することになる。一定の不確実さは伴うが、条件がそろった場面では一般道へのう回を選択肢として持つ価値は高いのだ。