「高速道路 = 最速・最短」という考えは時代遅れ? 年間約6万km走る私が中央道で「30分短縮」した実録とは
年末年始の中央道で発生した16km・70分の渋滞。だが、筆者はスマートICで一般道に降りる判断により、所要時間を約30分短縮できた。高速道路に固執しない選択は、渋滞構造と情報の読み方次第で現実的な武器になる。
渋滞回避という現実的判断

年末年始は、ゴールデンウィークやお盆と並ぶ交通の繁忙期だ。主要な高速道路では帰省やUターンが重なり、大規模な渋滞が発生しやすい。今回も例外ではなく、各地で渋滞が起き、多くの利用者に影響が出た。仕事とプライベートで年間約6万kmを走る私(都野塚也、ドライブライター)も東京から山梨に帰省し、2026年1月3日に山梨から東京へ戻った。その際、中央自動車道の上り線では、山梨県上野原市の談合坂サービスエリア(SA)から小仏トンネル(東京都八王子市~神奈川県相模原市)まで16km、70分の渋滞と表示されていた。
渋滞区間までは約50kmあり、到達まで30分ほど余裕があった。その間に渋滞情報や各インターチェンジ(IC)までの所要時間を確認し、談合坂SAのスマートICで高速道路を降り、一般道で上野原ICまで移動する判断をした。
上野原IC手前の電光掲示板では、渋滞は9km、30分と表示されていた。結果として、高速道路を走り続けた場合よりも、およそ30分早く都内に戻ることができた。
このケースは一例にすぎないが、高速道路では状況によって最適な走り方が変わる。高速道路を使い続けた方が早い場合もあれば、一度降りて一般道を使った方が早い場合もある。判断には渋滞の長さ、位置、一般道の混雑状況など複数の要素が関わる。
長距離移動では、高速道路に固執せず、途中で降りる選択肢を知っているかどうかが移動時間に差を生む。こうした判断材料を持っておくことで、高速道路を使った移動はより円滑で負担の少ないものになる。