ホンダ&日産、北米協業は「過去の破談」を超えるか? 赤字工場とハイブリッド技術連携が描く統合の布石
日産とホンダが北米で再び接近する。2025年度上期、両社は赤字を計上した米国事業の立て直しに向け、HV技術とパワートレインを組み合わせた協業を模索し、競争力回復と稼働率向上を狙
資本提携と統合の可能性

2030年頃を見据えると、両社の協業によって北米でのHVシェアを回復し、工場稼働率向上で赤字幅を縮小できることが望ましい。技術標準化や量産効果を通じて競争力を体系的に強化することも期待される。協業は短期的な収益改善にとどまらず、ブランド力や市場ポジションの再構築にもつながる。
2035年頃には資本提携や統合の可能性が現実味を帯びる。両社はトヨタやフォルクスワーゲンに次ぐグローバル競争力を確保できるメーカーに成長する可能性を持つ。日本の自動車メーカーは、8社体制から複数の巨大グループへ再編される道筋も見えてくる。
協業の進捗、北米工場の稼働率、行政制度による支援状況は、経営統合や資本提携の成否を左右する要素となる。北米市場での共通課題を協業の契機として共有できるかが、統合へ進む重要な分岐点となる。両社の歩みは北米事業の改善にとどまらず、日本の自動車産業全体の将来像にも影響を与えるだろう。