ホンダ&日産、北米協業は「過去の破談」を超えるか? 赤字工場とハイブリッド技術連携が描く統合の布石
日産とホンダが北米で再び接近する。2025年度上期、両社は赤字を計上した米国事業の立て直しに向け、HV技術とパワートレインを組み合わせた協業を模索し、競争力回復と稼働率向上を狙
経済合理性の追求

両社の協業は、北米事業の赤字解消にとどまらない。
・ホンダの「次世代HV技術」
・日産の「パワートレイン技術」
を組み合わせることで、競争力を体系的に高められる。HVを軸にした技術・生産・開発の統合戦略として位置付けられ、EVシフトで後れた市場ポジションを補完する狙いもある。
経済合理性の面でも協業のメリットは大きい。コスト削減やスケールメリットの獲得が期待できる。2025年7月には、日産の米国工場でホンダ向けピックアップトラックをOEM供給する可能性が報じられた。稼働率向上により生産効率が改善すれば、協業の具体化は加速する。
追加関税や規制対応には制度的適合が不可欠だろう。協業を通じて制度対応とコスト改善を両立できる見通しであり、北米事業での協業は現地での復権の布石となる。技術面では、ホンダのHVシステムは燃費をガソリン車比で約30%向上させる。日産はHV投入で遅れを取り戻す必要があり、両社の技術補完は市場での競争力回復に直結する。