ホンダ&日産、北米協業は「過去の破談」を超えるか? 赤字工場とハイブリッド技術連携が描く統合の布石
日産とホンダが北米で再び接近する。2025年度上期、両社は赤字を計上した米国事業の立て直しに向け、HV技術とパワートレインを組み合わせた協業を模索し、競争力回復と稼働率向上を狙
社風・文化の実態

両社の社風や文化の違い、過去の統合破談が協業の障害と指摘されることがあるが、根拠は薄い。両社とも昭和型官僚企業の成り立ちで、現在の社風は似通っている。市場で
「協業で競争力が出ない」
との見方もあるが、技術格差や赤字構造を考慮していない分析に過ぎない。HVを軸に技術補完を行えば、協業は競争力強化の具体策となる。
制度面では行政支援の遅れが課題だが、産業界からの要請次第で制度設計を後押しできる余地はある。報道では短期的赤字に注目し、経済・技術面の補完効果を十分に評価していないケースも多い。協業には制度改善が前提であり、経産省は支援枠組みを早急に設計すべきだろう。
補助金の適用やサプライチェーン最適化も含め、開発・生産効率を高める政策支援が求められる。消費者はHV購入インセンティブを活用し、市場活性化の下支えを担うことが期待される。