なんと総勢600両 台湾鉄路“初モノ”だらけの特急電車 「EMU3000型」の詳細に迫る 車体側面。連結部には転落防止幌が設置されている。MT比は6M6T。屏東駅(画像:若杉優貴) ノンステップの乗降口。TEMU2000型でも採用されたピクトグラムも特徴的だ。フルカラーLED方向幕は自強号初採用。高雄駅(画像:若杉優貴) デッキ部も白を基調。大きなドアボタン等はフィンランドのポラール社によるデザイン.。トイレは全車両に設置されている(画像:若杉優貴) 天井部には防犯カメラ、座席上には読書灯。デッキとの仕切りは台鉄初の全面ガラス扉となり、開放的な雰囲気だ(画像:若杉優貴) 高雄-屏東間の九曲堂駅を過ぎると、車窓右手に下淡水溪鉄橋の旧線が見える。1914年に開通した当時は「東洋一の大鉄橋」であり、新線移行後も一部を保存。九曲堂駅には開通直前に亡くなった日本人技師・飯田豊二氏の記念碑がある(画像:若杉優貴) 「騰雲座艙」車内。一般車両よりも落ち着いた雰囲気。弁当等が運賃に含まれるため、車内にはいい匂いが立ち込めていた(画像:若杉優貴) 「騰雲座艙」の由来となった台湾初の蒸気機関車のひとつ「騰雲号」。ドイツ製で、日本統治時代から国立台湾博物館で保存されている(画像:若杉優貴) 台東駅では数分間停車する列車もある。時間に余裕があるならばホームを散策してみては。騰雲座艙では記念撮影する人も。 車窓からは海あり、山ありの風光明媚(めいび)な台湾南部が楽しめる。台東県・卑南溪。座席は海側がオススメ(画像:若杉優貴) かつて日本人が開拓した台東県の鹿野(画像:若杉優貴) 台湾鉄路の新しい顔であるEMU3000型・新自強号。屏東駅。製造は日立製作所だ(画像:若杉優貴) 停車するEMU3000型。高雄駅。白と黒のツートンカラーから現地メディア等は「企鵝号」(ペンギン号)と呼ぶことも(画像:若杉優貴) EMU3000型・一般車両の車内。車端には大型荷物置き場が設置された。座席には背面テーブル、座席持ち手には点字による席番案内も。これらはTEMU2000型で初めて導入されたものだ(画像:若杉優貴) 6号車はビジネスクラスの「騰雲座艙」。車両やホームには専用マークとロゴが描かれている(台東駅)(画像:若杉優貴) 鹿野駅。原住民向けの車内放送では「しかの」と案内される(画像:若杉優貴) この画像の記事を読む