50年放置の「新幹線計画」動く? 全国知事が訴える「出国税1000円」増額と貸付料見直し――予算の壁を超えられるか

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全国知事会は新幹線整備の財源拡充に向け、出国税とJRへの貸付料の増額を国に提案することを決めた。基本計画路線の整備計画格上げを目指す意向だ。

石破内閣が骨太方針に微妙な文言

石破茂首相(画像:時事)
石破茂首相(画像:時事)

 だが、基本計画路線の格上げには、乗り越えなければならない壁がある。そのひとつが石破茂首相だ。石破首相は自民党内の石破おろしで苦しい立場に追い込まれているが、6月に公表した骨太方針2025で基本計画路線の整備を在来線鉄道の改良にかじを切ったと受け止められかねない微妙な文言に改めた。

 岸田文雄前首相時代の2024年版で「基本計画路線及び幹線鉄道ネットワークの諸課題について方向性も含め調査検討を行う」としていた文言は、

「基本計画路線を含む幹線鉄道ネットワークについて、幹線鉄道の高機能化に関する調査や方向性も含めたさらなる取り組みを進める」

に変わっている。

 石破首相は首相就任前、メディアの取材に対し、地元の鳥取県を通る基本計画路線の山陰新幹線について人口減少などを理由にフル規格での整備を疑問視していた。時速150~180km程度で走るいわゆる

「中速新幹線」

を在来線近代化で実現すべきとする発言だ。

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