東京で「最も高い駅」「最も低い駅」は一体どこにあるのか?

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東京の鉄道駅に広がる標高差は、単なる地形の違いではない。六本木駅の地下42.3mから、大展望台駅の標高881mまで──その背後には、交通政策、土地利用、事業者戦略など多層的な判断が潜む。交通網の「高さ」を読むことが、都市の構造と未来を読み解く鍵となる。

ケーブルカーが超える高標高駅

奥多摩駅(画像:写真AC)
奥多摩駅(画像:写真AC)

 東京で「最も高い駅」はどこか。常識的には山深い西部の駅を想像するだろう。調べたところ、JR青梅線の奥多摩駅が標高388mで「最も高い駅」とされている。

 しかし、これで決まりではない。奥多摩駅は一般的な鉄道駅としては最も高いが、東京にはケーブルカーも存在する。

 ケーブルカーは通常の鉄道とは区別されるが、「鋼索鉄道」と呼ばれる鉄道の一形態と見ることもできる。鋼索とはケーブルのことだ。

 八王子市高尾町にある高尾山のケーブルカーは京王グループの「高尾登山電鉄」が運営している。山上にある高尾山駅の標高は472mで、奥多摩駅よりかなり高い。

 さらに標高が高いのが同じ京王グループの「御岳登山鉄道」の御岳山駅だ。標高は831mで高尾山駅より359mも上に位置する。御岳山駅からさらに先にリフトの御岳平駅がある。

 リフトは法律上は鉄道事業法に基づき運営されるが、「索道事業」に分類されるため通常は鉄道とは見なされない。ただし「駅」と呼ばれている。なお、御岳平駅の終点、大展望台駅の標高は881mに達している。

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