超難所「青崩峠」に奇跡のトンネル完成! 中京経済圏、名古屋一強から三河港中心へ大変貌の序章か? 戦国武将も阻んだ壁を考える
静岡と長野を結ぶ青崩峠トンネルは、地質的な壁を突破し、三遠南信道の開通を現実のものとした。これにより、三河港と信州地方が直結し、物流と経済の流れに大きな変革をもたらす可能性がある。新たな道路網の構築は、地域経済にどのような影響を与えるのか、未来を見据えた交通改革のカギとなる。
名古屋回避型物流圏の形成

青崩峠トンネルの完成は、三遠南信自動車道の事実上の実現を意味する。
この三遠南信道が全通すれば、三河港と信州地方を名古屋を経由せずに直結できる。三河港は日本有数の商用港であり、物流面での大きな利点が生まれる。
現在、飯田市から三河港へ向かうには、中央道を南下し、土岐JCTから東海環状道へ乗り換える。そこから名古屋市と豊田市の外縁をかすめ、新東名や東名を経由して岡崎市・豊橋市を抜けるという複雑なルートを取る必要がある。名古屋都市圏の輪郭をなぞるような回り道だ。
三遠南信道が開通すれば、飯田市から浜松市へ直接アクセスでき、そこから三河港へは西へ進むだけとなる。名古屋方面を大きく迂回する必要はなくなる。