なぜホンダは中国EVで苦戦? e:NS1「最大135万円値引き」も…もはや品質だけでは勝てない? 小米も参入、次世代スマートカー競争の行方とは

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ホンダは2035年に中国市場での電動車販売比率100%を目指し、現地適応型のEVブランドへの転換を図る。品質と信頼性で高評価を得る一方、急成長するBYDなどの国産EVメーカーに押され、課題を抱える中で、P7を起点に再起をかけた戦略が求められている。

Z世代が選ぶ新世代車

2025年4月25日発表。主要メーカーの電気自動車(BEV/PHV/FCV)販売台数推移(画像:マークラインズ)
2025年4月25日発表。主要メーカーの電気自動車(BEV/PHV/FCV)販売台数推移(画像:マークラインズ)

 若者はアコードのスポーティなデザインに惹かれる。一方で、父親世代はハイブリッド技術や低燃費、さらにリセールバリューを理由にBYD漢を勧める。中国社会における世代間の価値観の違いが見える内容になっている。

 実際、アコードに対しては「デザインは街中でも目立つ」「走行性能も問題ない」といった肯定的な声がある。その一方で、

・内装がやや安っぽく感じる
・CVTの加速は平凡

といった懸念も記されている。これに対し、BYD漢DM-iは

・豪華な内装
・15.6インチ回転式ディスプレイ
・OTAアップデート対応
・100km超のEV走行距離

など、先進技術を前面に出した未来感のあるモデルとして高く評価されている。その上で、この記事は次のように結論づけている。

「もし予算を16万元まで上げることができ、時代の潮流や新エネルギー技術を取り入れたい、さらにより豪華な装備を求めるなら、迷わずBYD漢を選ぶべきだ。特に今後数年間は、新エネルギー車を優遇する政策の追い風もあり、「国民的神車(国民神車)」と呼ばれるのは伊達ではなく、本当に中身がともなっている」

中国のメディアである以上、国産メーカーに対する一定のバイアスは否定できない。ただ、こうした評価は市場の実態やユーザー意識の変化とも整合している。

 実際、中国の自動車情報サイト「汽車之家」の口コミには、CR-V(東風本田)、シビック(東風本田)、アコード(広汽本田)といったモデルに対して、次のような声が挙がっている。

●肯定的な意見
・燃費がよい
・ハンドリングや走行安定性が高い
・加速性能に満足している

●否定的な意見
・内装がチープに感じる
・ナビなどの機能がいまひとつ
・タイヤノイズが大きい

なかでも、内装に対する不満は目立っている。読者自身も一度試乗してみるとよいだろう。中国の自動車メーカー各社は、内装の豪華さを競い合っている。実用性を疑うほどの装備を搭載することも珍しくない。

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