なぜホンダは中国EVで苦戦? e:NS1「最大135万円値引き」も…もはや品質だけでは勝てない? 小米も参入、次世代スマートカー競争の行方とは
NEV市場での苦戦構図

ホンダは長年にわたり、品質・信頼性・燃費性能に優れたブランドとして中国市場で信頼を築いてきた。その評価は今も続いている。
2024年のJ.D. Power中国新車品質調査(IQS)では、広汽ホンダが主流ブランド部門で5年連続1位を獲得。東風ホンダも2位に入った。モデル別では、ホンダ・シビック(思域)が部門賞を受賞している。ホンダの品質と信頼性は、現在も中国市場で高く評価されている。同年3月に発表された「2023年度燃料車ブランド品質ランキング」」(中国自動車品質網)でも、ホンダの評価は際立っていた。東風ホンダは全68ブランド中でトップとなった。この調査では、ホンダが次のように評価されている。
「今回のランキングでは、東風ホンダ、広汽ホンダ、ボルボの3ブランドが比較的高い品質評価を得た。中国自動車品質網が統計した欠陥情報によると、これら3ブランドは2023年において潜在的な欠陥リスクがいずれも低く、信頼性が高く、総合的な品質のパフォーマンスが良好だった」
販売実績では苦戦が続くホンダだが、品質に対する評価は依然として高い。消費者からの信頼が根強いことも、この調査で裏付けられた。つまり、中国の消費者にとって
「ホンダ = 品質と信頼性のあるブランド」
という認識はいまだに根強い。にもかかわらず、新エネルギー車(NEV)メーカーとしては、デザインや価格、性能の面で中国メーカーに埋もれている。
現在の中国市場では、ホンダに対する評価は賛否が分かれている。例えば『小秋汽事』2025年3月19日付の記事では、
「13万元でホンダ・アコードを買って後悔しない? それとも思い切って3万元足して、BYD漢の新エネ車にするべき?」
と問いかけている。この記事は「00后(2000年代生まれの若者)」世代の若者の視点で書かれている。アコードは信頼性の象徴として描かれ、BYDはテクノロジーとトレンドを体現する存在として対比されている。