走ると音楽が流れる楽しい道路! 「メロディーロード」の設置メリットをご存じか
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「メロディーロード」は、地域活性化や交通事故防止に寄与する革新的な取り組みとして注目されている。しかし、騒音問題という課題も抱えながら、その設置は郊外や観光地などで着実に広がり、経済効果も期待される。音楽と道路を組み合わせることで、安全運転を促し、地域の魅力を引き立てる新しい形の交通インフラが生まれている。
音楽を奏でる道路

「メロディーロード」とは、車両が道路を通行する際にメロディーが流れる道路のことだ。この技術は北海道の最東端に位置する標津町にある篠田興業によって開発され、商標としても登録されている。
同社の説明によると、メロディーロードは舗装道路の路面に掘られた溝の設置間隔や切断幅を調整することで音をコントロールしている。車両が通過する際、タイヤと溝の接触によって発生する音や微振動が組み合わさり、車内でメロディーを聴くことができる仕組みだ。
これまでに国内外で多数の施工実績があり、設計・施工技術として「メロディーロードおよびメロディーロード設計プログラム」は特許として登録されている。また、施工される楽曲のバリエーションも多岐にわたり、童謡や邦楽、洋楽、クラシック音楽などさまざまだ。
道路を走るとメロディーが流れるという、どこか夢のある技術だが、実際にどのような効果を生み出しているのかは興味深い問題だ。