国交省の鉄槌? 電動キックボード「基準不適合問題」、その理由とは? ローカライズ不足が引き起こすトラブルを考える
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近年、日本に輸入される電動キックボードが増加する中、規制をクリアしない製品も多く、国土交通省は基準適合性を厳格に確認している。特に、海外製のSmacircleが基準不適合で回収され、改修を試みるも販売再開に至らない事例が注目されている。新たな技術革新が進むなか、規制強化の重要性と企業の対応が問われている。
クラウドファンディングの成功が逆風

2023年に基準不適合が指摘された「Smacircle」という車両を例に挙げる。Smacircleが基準不適合製品リストに掲載されたことは、海外のクラウドファンディングを注視しているテクノロジーライターの間で衝撃を与えた。
Smacircleは、見た目が小さな円をふたつ並べたような形をしており、厳密には電動キックボードではなくモペットに分類される。時速20kmで走行でき、折り畳んでバックパックに収納可能という特徴を持つ。2017年にクラウドファンディングプラットフォームIndiegogoで大きな資金調達に成功した。
その後、正式に販売が開始されたSmacircleだが、日本市場においては国土交通省から厳しい指摘を受けることとなった。