国交省の鉄槌? 電動キックボード「基準不適合問題」、その理由とは? ローカライズ不足が引き起こすトラブルを考える

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近年、日本に輸入される電動キックボードが増加する中、規制をクリアしない製品も多く、国土交通省は基準適合性を厳格に確認している。特に、海外製のSmacircleが基準不適合で回収され、改修を試みるも販売再開に至らない事例が注目されている。新たな技術革新が進むなか、規制強化の重要性と企業の対応が問われている。

販売代理店の役割

電動キックボード(画像:写真AC)
電動キックボード(画像:写真AC)

 海外製の車両を取り扱う販売代理店は、その車両の「ローカライズ(特定の地域や国の文化、法律、規制、市場のニーズに適応させること)」を実施する必要がある。

 特に、国外で製造された電動キックボードには、ナンバープレートを装着するための器具やスペースが設けられていないことが多い。これは、製造国で電動キックボードにナンバープレートを装着する義務がないためだ。

 しかし、この製品を日本に輸入し、公道で使用する場合、ナンバープレートの設置が必須であり、さらに

・ウインカー
・ミラー
・テールランプ

なども装備しなければならない。

 現状、すべての販売代理店が製品に対して十分なローカライズを施しているわけではない。国土交通省は、特定小型原動機付自転車の保安基準適合性を確認する「性能等確認制度」を設けており、同時に市場調査を実施して基準を満たさない製品を取り締まっている。2023年12月、及び2024年12月にはその結果が公表された。

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