日産「鴻海の資本参加」受け入れの可能性はあるのか? 元日産の関氏、幹部に接触情報! しかし政府は「阻止」必須のやきもき状態か

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台湾の電子機器大手・鴻海精密工業が日産自動車への資本参加を検討しているのではないか?――そんな予測がネット上で話題になっている。日本政府は自動車産業の安全保障上の重要性から、鴻海の関与に強い警戒感を抱く。550万人以上が関わる自動車業界における外国企業の影響力増大を懸念し、政府は水面下で対応策を進めているかもしれない。

産業政策の転換点に立つ日産

鴻海精密工業のウェブサイト(画像:鴻海精密工業)
鴻海精密工業のウェブサイト(画像:鴻海精密工業)

 鴻海の日産への資本参加は、産業政策や外資規制、地政学的リスク、米国の意向など、多くの要因から日本政府が受け入れにくいものである。政府が表向きに行動を起こすかは不明だが、水面下での介入はすでに始まっていてもおかしくない。

 最終的に日産と鴻海の交渉がどのように進展するかは不確定だが、日本政府がこの動きを容認する可能性は極めて低い。今後の展開は、日本の産業政策や経済安全保障の方向性を示す重要な指標となるだろう。

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