ホンダ・日産「統合破談」実現したらどうなるのか? 次なるパートナーは? 生き残りをかけた提携合戦は起こるのか
ホンダと日産の経営統合協議が破談の危機を迎えている。ホンダが日産の子会社化を提案したものの、日産は強く反発。交渉決裂となれば、両社はそれぞれ独自の道を歩むことになる。しかし、単独での競争力維持は難しく、他企業との連携が不可欠となる。自動車業界全体に与える影響とともに、ホンダと日産が描くべき成長戦略を探る。
統合協議、「破談」の可能

ホンダと日産の経営統合協議は現在、暗礁に乗り上げている。ホンダは日産の子会社化を提案したが、日産側はこれに強く反発し、交渉は行き詰まりを見せている。読売新聞は2月5日朝、「ホンダ・日産の統合協議、「破談」の可能性も…「子会社化案」打診に日産側が強く反発」と報じた。
もし交渉が決裂すれば、両社はそれぞれ独自の道を歩むことになるだろう。しかし、単に
「元の状態に戻る」
だけでは済まされない。統合の可能性が消えた後、自動車業界全体にどのような影響が及ぶのか。この記事では、現状を踏まえた上で、統合破談後の両社の選択肢と、自動車産業の未来について探る。