ホンダ・日産「統合破談」実現したらどうなるのか? 次なるパートナーは? 生き残りをかけた提携合戦は起こるのか
ホンダと日産の経営統合協議が破談の危機を迎えている。ホンダが日産の子会社化を提案したものの、日産は強く反発。交渉決裂となれば、両社はそれぞれ独自の道を歩むことになる。しかし、単独での競争力維持は難しく、他企業との連携が不可欠となる。自動車業界全体に与える影響とともに、ホンダと日産が描くべき成長戦略を探る。
ホンダ・日産の再生シナリオ

今回の統合協議は、単なる企業間の交渉にとどまらず、日本の自動車産業の未来を決定づける重要な分岐点となった。協議が破談となれば、ホンダと日産はこれまで以上に厳しい経営環境に直面することになる。
しかし、統合が成立しないことが必ずしも「失敗」を意味するわけではない。むしろ、統合に依存せず、それぞれが独自の戦略で競争力を強化する契機となる可能性もある。
重要なのは、統合破談後にどのような戦略を描くかだ。単独で生き残る道を模索するのか、それとも新たな形で連携を探るのか。自動車産業の競争環境が急速に変化する中で、ホンダと日産に求められるのは、統合の有無に関わらず、持続可能な成長シナリオを描く力である。