高速道路「暫定2車線」はなぜ改善されない? いまだ「20%」も残存! 地方を貧困化? 格差を生む意外な仕組みとは

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日本の高速道路は急速に拡大しているが、その約20%が暫定2車線で運用されている。暫定2車線には経済的な利点もあるが、安全面や交通渋滞といった課題が深刻化している。国土交通省は4車線化を進める方針を示しており、解決策が求められる時期に来ている。

高速道路4車線化の具体策

優先整備区間に入っている舞鶴若狭道 若狭三方IC周辺(画像:都野塚也)
優先整備区間に入っている舞鶴若狭道 若狭三方IC周辺(画像:都野塚也)

 日本における暫定2車線の問題について、2024年3月に国土交通省が今後の方針を発表した。

 その内容は、まず2019年9月に課題の大きい区間を優先整備区間(約880km)として、4車線化を順次進めるというものだ。さらに、高速料金の有料期間延長にともなう財政を活用し、4車線化事業を加速させる計画も示された。

 加えて、事故発生や渋滞、災害などを総合的に考慮し、2025年度には新たに4車線化候補箇所(11箇所・約57km)や準備調査候補箇所(5箇所・約30km)を選定することが予定されている。これらの方針は、暫定2車線の課題に対してしっかりと向き合っているといえる。

 私たちも、今後の暫定2車線の動向を注視しつつ、現状でできる走行ポイントや課題への対策を常に検討し、実行していくことが求められる。

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