高速道路「暫定2車線」はなぜ改善されない? いまだ「20%」も残存! 地方を貧困化? 格差を生む意外な仕組みとは

キーワード :
日本の高速道路は急速に拡大しているが、その約20%が暫定2車線で運用されている。暫定2車線には経済的な利点もあるが、安全面や交通渋滞といった課題が深刻化している。国土交通省は4車線化を進める方針を示しており、解決策が求められる時期に来ている。

増加の背景と理由

暫定2車線区間がある山陰道(画像:都野塚也)
暫定2車線区間がある山陰道(画像:都野塚也)

 暫定2車線とは、片側1車線の相互通行が行われている区間を指す。

 日本の高速道路において暫定2車線が増えている背景には、いくつかの理由がある。まず、暫定2車線は、片側2車線の4車線よりも中央分離帯が簡易的であり、道路の設備も含めて経済的かつ短期間で建設が可能である。

 そのため、将来的に4車線化が予定されている路線や区間でも、早期開通を目指して暫定2車線での運用が進められている。特に、交通量が比較的少ない路線や区間では、現実的な選択肢となっている。

 暫定2車線は、主に地方や山間部の路線でよく見られ、早期開通したことによる経済効果も期待されている。沿道地域においては、

・観光
・物流

の促進など、経済面でのメリットが発生することが多い。しかし、暫定2車線には多くの課題も潜んでおり、その解決が今後の重要な課題となる。

全てのコメントを見る